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なぜ「味はいいのに客が来ない」のか?バー探しのリアル
お客様が来ないのは、あなたの作るカクテルの味が悪いからではありません。店の雰囲気が悪いわけでもありません。
単に「知られていない」、あるいは「見つけられていない」だけなのです。
かつては、バーといえば「知る人ぞ知る隠れ家」であり、口コミでゆっくりと評判が広がるものでした。しかし、今は違います。今夜どこで飲むかを探しているお客様は、街を歩き回る前に、まず手元のスマートフォンで検索します。
そして重要なのは、多くのお客様が検索結果に表示される「地図」と「基本情報」を見て、行く店を決めているという事実です。
つまり、どれだけ素晴らしい技術を持っていても、この「スマホの中の地図」にあなたの店が魅力的に表示されていなければ、お客様にとっては「存在しない」のと同じになってしまうのです。これは残酷なようですが、現代の「バー探し」のリアルです。
<✍️ 一言アドバイス>
【結論】: 「良いものを作れば客は来る」という職人的プライドは一度横に置き、「スマホの中に看板を出す」意識を持ってください。
発信は、あなたの店を求めてくれる人と出会うための「招待状」なのです。
【最優先】Google マップが「バーの看板」になる
では、具体的に何をすればいいのでしょうか? ホームページを作り直す必要はありません。ブログを毎日書く必要もありません。
最優先で取り組むべきは、「Google ビジネスプロフィール」を整えることです。
なぜGoogle ビジネスプロフィールなのか?
Google ビジネスプロフィールとは、Google マップやGoogle 検索の結果に、あなたのバーの情報を無料で表示できるツールです。
Google ビジネスプロフィールと、近年増えている「検索結果だけで来店を決める行動(ゼロクリックサーチ)」は、密接な関係にあります。
多くのユーザーがホームページに到達する前に情報を得てしまう現在、つまり、Google ビジネスプロフィールを充実させることは、駅前に巨大な看板を出すこと以上に、集客効果が高いのです。
今すぐやるべき2つのこと
難しい設定は後回しで構いません。まずは以下の2点だけを徹底してください。
1. メニューと価格を登録する
バーに慣れていないお客様が一番恐れているのは「会計がいくらになるか分からないこと」です。「ジントニック 1,000円」「チャージ 500円」と明記するだけで、その不安は解消されます。
2. 「投稿機能」で今日の写真を1枚アップする
Google マップには、SNSのように写真と短文を投稿できる機能があります。「今日は珍しいウイスキーが入りました」「今、お席空いています」といった情報を、写真付きで投稿してください。
これだけで「この店は営業している」「活気がある」という安心感を与えられます。
【信頼獲得】Instagramは「映え」より「所作」で勝つ
Google マップでお店を見つけたお客様は、次に「どんな雰囲気なんだろう?」と気になってInstagramをチェックすることがあります。
ここで多くのバーテンダーさんが陥るのが、「インスタ映えするキラキラした写真を撮らなきゃ」というプレッシャーです。しかし、安心してください。バーテンダーが戦うべき場所は、「映え」ではありません。
静止画ではなく「動画(リール)」で空気を伝える
若者のような自撮りや、過度な加工をしたカクテル写真は不要です。むしろ、オーセンティックバーの重厚な雰囲気を損なう恐れがあります。
Instagramのリール機能(ショート動画)と、バーテンダーの「技術・所作」は、信頼と雰囲気を伝える上で非常に相性が良い関係にあります。
- 氷をバースプーンでステアする時の、カランという涼やかな音。
- シェイカーを振る時の、無駄のない美しい所作。
- ウイスキーをグラスに注ぐ時の、トクトクという音。
これらの微細な音や動きは、静止画では絶対に伝わりません。しかし、動画であれば、その場の「空気感」ごとお客様に届けることができます。
顔出しをする必要はありません。手元だけを映した15秒の動画で十分です。それが「このマスターなら美味しいお酒を作ってくれそうだ」という信頼に変わります。
<✍️ 一言アドバイス>
【結論】: 投稿ネタに困ったら、「音」をテーマに撮影してみてください。
なぜなら、バーの魅力の半分は「音」にあるからです。BGM、シェイクの音、氷の音。これらをそのまま届けることは、言葉で「落ち着いた雰囲気です」と書くよりも、はるかに雄弁にお店の魅力を伝えてくれます。
【仕上げ】店の前の「入りにくさ」を消す看板の魔法
Webで興味を持ってくれたお客様が、ついにお店の前まで来てくれたとします。しかし、ここで最後の難関が待ち受けています。「重厚な扉を開ける勇気」です。
初めてのバーに入るのは、お客様にとって「鉄の扉を開ける」くらい重いことです。「常連ばかりだったらどうしよう」「高かったらどうしよう」。そんな心理的ハードルを取り除くのが、店前の「看板」の役割です。
看板には「メニュー名」ではなく「提案」を書く
多くの看板には「マティーニ 1,000円」と書いてありますが、これでは不十分です。看板と心理的ハードルの除去には、お客様への「提案」が不可欠な関係にあります。
以下のように、言葉を少し変えるだけで、入店率は劇的に変わります。
【入店ハードルを下げる看板の書き換え例】
| 従来の書き方(メニューのみ) | 提案型の書き方(心理的ハードルを除去) | 効果の理由 |
|---|---|---|
| マティーニ 1,000円 | 「仕事帰りに、静かに一杯だけ飲みたい方へ」 マティーニ 1,000円 | 利用シーンを提案し、「自分のための店だ」と思わせる |
| OPEN 18:00~ | 「初めての方でも歓迎です。チャージなしで安心」 OPEN 18:00~ | 「一見さんお断りかも」「高いかも」という不安を先回りして消す。 |
| WHISKY & COCKTAIL | 「ノンアルコールカクテルも本格的にお作りします | お酒が弱い人や、休肝日の人でも入っていいという“許可”を与える |

また、毎日看板の内容を書き換えることも重要です。
毎日違うメッセージが書かれている看板を見ることで、近隣を通る人々は無意識のうちに「この店は元気に営業している」「店主の人柄が伝わる」と感じ、親近感を抱くようになります。
明日からできる「開店前15分」の集客ルーチン
ここまで読んで、「やることは分かったけど、一人で営業しながら続けられるか不安だ」と思われたかもしれません。
大丈夫です。「1日15分」という短い時間と、忙しい「ワンオペ営業」は、ルーチン化することで無理なく両立できる関係にあります。
開店前の仕込みの時間に、以下のルーチン(各5分)を組み込んでみてください。
1. 撮影:店内の掃除が終わったきれいな状態で、今日のおすすめボトルや生け花をスマホで撮影する(動画なら15秒)。
2. 投稿:Google ビジネスプロフィールとInstagramを開き、さっき撮った写真に「一言」を添えて投稿する。文章は同じでも構いません。
3. 看板:店の外に出て、黒板に「今日の一言」を書く。天気の話や、今の気分のカクテルなど、ラフな内容でOK。
たったこれだけです。
「待つ時間」を「種をまく時間」へ
お客様を待つだけの時間は、長くてつらいものです。
ですが、その時間を「スマホで情報を発信する時間」に変えた途端、それは「未来のお客様へ種をまく時間」に変わります。
今日まいた種は、明日すぐには芽が出ないかもしれません。しかし、1ヶ月後、3ヶ月後には、「ネットを見て来ました」という新しいお客様となって、あなたのバーに来てくれるはずです。
まずは今日、Google マップで自分のお店を検索することから始めましょう。オーナー確認がまだなら、そこがスタートラインです。
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この記事を書いた人
エキテン byGMO マーケティング担当:伊藤 匠
マーケター・ライター
現在、エキテン会員店舗向けの販促メールやLP制作を担当。これまでにSEO記事を約300本執筆し、ゼロから立ち上げたブログを通じて商品を販売してきた経験もあります。当メディアでは、「分かりやすく丁寧に」をモットーに、お店の集客に役立つ情報をお届けしていきます!

